会長挨拶

第42回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会
会長 加藤 則人(京都府立医科大学北部キャンパス長)
2026年7月10日(金)、11日(土)に、みやこめっせで「皮膚悪性腫瘍の医療-新潮流」をテーマに、第42回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会を開催させて頂くことになりました。京都府立医科大学皮膚科学教室は、120年を超える歴史を通じて皮膚悪性腫瘍の診療を教室の大きな柱としてきました。このたび、このような機会を与えて頂きましたことを関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。
近年、医学を含む自然科学は飛躍的な進展を遂げ、その研究成果をもとに皮膚悪性腫瘍の領域においても多くの疾患の病態や生体の反応が明らかになり、新たな診断法や治療法が開発されてきました。これからもさらに多くの進歩が期待されます。この学術大会が、皮膚悪性腫瘍の診療の新潮流を知り、さらなる新潮流を生み出すきっかけになることを願います。また、皮膚悪性腫瘍の診療では、病理診断や手術などに関する知識やスキルを高めることが求められます。それぞれの分野のエキスパートから多くのことを学び、今後の診療に活かしていただけることを願って、プログラムを組みました。
特別講演では、大阪公立大学大学院医学研究科病態生理学の大谷直子教授から腸内細菌叢とがんの関係について、東京大学医科学研究所附属先端医療研究センターの藤堂具紀教授から悪性黒色腫のウイルス治療についてお話しいただきます。European Association of Dermato-Oncologyからは、University Hospital Schleswig-HolsteinのAxel Hauschild教授に講演いただきます。これらの講演や、さまざまな分野の教育講演、CPC、ビデオセッション、一般演題などを通して、参加された皆様に多くの学びと未来に向けてのモチベーションが生まれることを期待しています。そして、この学術大会を通じて、参加された皆様の間で共通する興味や目標、課題などを持つ仲間や友人が増えることも願っています。
会期中に祇園祭の山鉾立が始まることもあり、世界中から多くの人々が京都に観光に訪れると思われます。皆様におかれましては、ぜひ早めに宿泊先を確保していただきますようお願いします。また、京都の夏を快適に過ごしていただくために、ジャケットやネクタイは着用せず、涼しい装いでご参加ください。皆様と「皮膚悪性腫瘍の医療の新潮流」について京都で活発な意見交換を行えることを楽しみにしています。
